仕事はゲームだ!

10年後には会計の仕事も自動化されて無くなります。鬱々しててもしょうがない!仕事もライフも思いっきり楽しんで新しい価値を創造しよう!

人に自慢したくなる暗算術。暗算が苦手な経理財務部員は恥かく前にこれ読んで得意になろう!

経理財務部門は計算が得意なはず。暗算が得意なはず!

という印象は一般的にありますね。

で、実態は?

 

暗算苦手な経理財務部員は多い!

 

暗算が得意な人は経理財務部門の中でも一握りではないでしょうか。やっぱりそろばんを昔やっていた人は強い!

一方で、電卓や加算器、エクセルを使って計算するのは皆さん得意です。ブラインドタッチでバシバシ打って日々計算してますから。記帳に関する数字の計算はもちろん暗算では絶対にやりません。間違えるととんでもないことなので。結果、電卓やエクセルに頼りきってるので暗算苦手になっていくんですね。

 

でも、やっぱり経理財務部の人達は暗算を強化すべきと思う理由を挙げました。

 

  • 計算が必要な場面で営業よりも経理財務の方がぱっとできないと恰好悪い!

 

  • 計算が得意なはずという固定観念があるため、あれ?この人数字に弱い??って思われると信用に関わる。

 

  • これからの経理財務はFinancial planning & Analysisに移行していくと、営業相手や経営陣相手に色んな場面で数字に対して話をする機会が増える。立ち話の場面も当然ある。その場で瞬時に計算してアドバイスする必要がある。電卓持ってくるからちょっと待ってなんて言ってられない。

 

計算力の強化は経理財務の人にとっては今後更に重要になってくると考えます。

 

今回お勧めしたいのがこちら。「暗算の達人」です。

”アメリカで最高の数学天才”と呼ばれるアーサー・ベンジャミンの名著。

ひっ算でしかやれない以下のような計算を暗算でできるようになります。ほんの一例です。この計算テクニックついつい人にも自慢したくなります。マジックの種明かしのようなノリ。

  • 25✖11=?
  • 99✖99=?
  • 538+327=? 
暗算の達人

暗算の達人

  • 作者: アーサー・ベンジャミン,マイケル・シェルマー,岩谷宏
  • 出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: 単行本
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以前にお話しした行動経済経済学で言うところの思考の自動化(システム2からシステム1へのシフト)を目指しましょう!思考の自動化についてはこちらをチェック!

 

financemgrdprs.hatenablog.com

 

 

 

中学生にお金儲けについてプレゼンしたら逆に学んだ3つのこと

今回中学生のキャリア教育を応援しようということで会社に中学生を半日受け入れていくつかのセッションを実施した。

その一つとして「お金儲け」についてのセッションを受け持つことになりました。

お金儲けに絡めつつも「働く」ということについて伝えたいメッセージはこの3つ!

  • 世の中の職業や仕事(起業家、自営、会社員、公務員、投資家など)の説明とそれぞれの稼ぎ方。
  • 稼いだお金を自分に投資して、自分の価値を高めたらまた稼ぎが大きくなる!ビジネスを大きくする仕組みと同じだよ。勉強や経験は最高の自己投資。社会人はお金を払ってでも勉強し続けているってこと。
  • お金稼ぎだけじゃなくて、私たちが今の働き方を選んだのにはいろんな理由があるってこと。

社会人になって始めて気づいたことを学生達にできるだけ伝えたい!お節介心で盛り込み過ぎたプレゼンになってしまい、結果中学生は少し胃もたれ気味でした。ごめんm(_ _)m

 

今回、私自身が勉強になったこと、気づいたことはこちら。

 

会計に頭が毒されてしまっている!

中学生にビジネスの仕組みやお金に関するルールを説明した際、ついつい負債、資本金、利息等、会計用語が口から出て来てしまう。それを会計用語を使わずに上手く説明するのに汗をかきました。完全に会計に頭が毒されてしまってることを認識。会計用語を使わずに会計のコンセプトを伝える技術は、高度!営業等の経理財務以外の人とコミュニケーションする上では大事なスキルでもあると改めて思った次第。

 

「価値を提供してお金を稼ぐこと」といったコンセプトや考え方は抽象的。具体例がないと全く伝わらない!

分かってる者同士でビジネスのコンセプトや考え方を話した場合、多少抽象的でも話は伝わるもの。今回、中学生には具体例を入れて説明しないと伝わりませんでした。一般的にもコンセプトや考え方の話をする場合、具体例はとても大事ということを認識。

 

プレゼンはビジュアルが文章よりも大事!

言いたいことばかりをずら~っと書いたプレゼンは、きっと分かり辛かったと思う。頑なに見た目じゃなくて中身が大事と思っていました。だけど、実際文字ぱかりのプレゼンを見た瞬間に中学生の興味が薄れていったのを感じてしまいました。逆に文字は無くしてビジュアルにこだわった方が伝わったかも。

 

という感じで中学生の素直な反応から自分自身今後の仕事にも活かせる点を色々学べる機会となりました。

キャリア教育って自分たちの頃には無かったけど改めて良い制度だなと思いました。

 

 

 

経理財務業務は10年後に無くなる!?経理財務畑で生き残るにはここを狙え!

 

 

以下はアメリカ労働省のデータに基づいて、今から10年後に702職種が人工知能に置き換えられるかどうかを90%の確率で試算した結果に基づくものです。 

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これによると経理業務人工知能に変わられる仕事となっており、私も含め経理財務業務に携わっている方にはショッキングな結果ではないでしょうか。

ここで言う経理業務とは具体的には、以下の2の業務です。1と3に関しても特定ルールに基づくものであれば人工知能にとってかわられる可能性は高いと言えるでしょう。

 

経理財務部門の守備範囲まとめ

1. Risk control - リスクコントロール、マネージメント(例:為替や商品ポジションエクスポージャー管理)

2. Shared services activities - 月次、年次等経理締め業務、連結業務、レポーティング業務、入出金業務

3. Compliance - 監査、税務調査対応、税務申告、他法令順守のための業務

4. Financial planning & Analysis - ビジネス状況分析、改善や将来業績予想、投資時の財務デューデリも含む、、利益改善やバランスシートの改善に注力する

 

 

 

結果、4のFinancial planning & Analysis(FP&A) が間違いなく10年後も残る仕事となります。高いレベルのビジネス洞察力が必要となるため営業職や営業コンサルタントと同様、人でなければできない仕事です。

経理財務畑で生き残るためには、FP&Aを目指しましょう!FP&Aを有する経理財務部門は現段階で非常に希少であり、”パフォーマンス・アクセラレーター”と呼ばれます。

 

パフォーマンス・アクセラレーターに関する詳細はこちらをチェック!

financemgrdprs.hatenablog.com

 

 【注目記事】外資経理・財務の年収別キャリアパスはこちら。

financemgrdprs.hatenablog.com

 

 

 

 

インドへの経理財務アウトソーシングで直面した3つの問題。さくっと解決して付加価値の高い業務にシフトしよう!

 

 

 

日系企業も含めグローバルの企業がそれぞれの国々の経理財務業務をインドのシェアードサービスセンターに移管(インソーシング)、もしくは現地企業へのアウトソーシング化を加速させています。これがグローバルなトレンドとなっています。

安価で豊富な労働力、高い教育水準と英語、それからIT技術が揃った国や都市が人気です。例えば、インドのバンガロール。インドのシリコンバレーとも呼ばれITが発達しています。

インソーシングもしくはアウトソーシングするメリットは、主に以下の3つ。

  • 人件費のコスト削減
  • 集約化させることにより業務の標準化を図り、無駄が省け、業務効率化が狙える
  • グローバルのベストプラックティスを導入することで長期的に業務の質が向上できる

のはずが、、、結果的に多数の企業が上手くいっていない。

私の所属するグローバル企業も最近インドへのインソーシングを進めています。今回体験してみて直面した問題とその根本的な理由、そして上手くいった解決策を挙げてみました。

 

業務移管してコスト削減をするつもりが、ほぼコストは変わらず日本側の時間も業務を出す前と出した後で変化が無い

理由1:いざ業務をやらせてみると日本人スタッフと同じレベル(質とスピード)でやるのはとても無理。また、見積もりの時点で日本側のサービス残業時間までカウントしていなかったため、結果的に日本の1.5~2倍の人員がインド側で必要となった。

反省点:1つの業務に対するヘッドカウントのみでなく1つの業務に対してどれぐらいの時間をかけているかの見積もりが重要。残業はきちんと把握してカウントしておくように!

理由2:引き継ぎ書の作成、Face to Faceの引継ぎ、そしてテスト期間のパフォーマンスレビューまで日本側が親身になってやりすぎた結果、インドスタッフの日本チームへの依存心が強くなりすぎた。

理由3:日本側がそもそも業務への理解が足りておらず、問題が起こった時に原因究明と解決策の提示に時間がかかる。なんともお粗末な話ですがよくあることです。。。

2&3の解決策:テスト期間が終わり本番稼働後からはインドスタッフが自分の業務をセルフチェックできるようセルフチェックリストの策定を行う。日本側はそれぞれのチェック項目にチェックが入っている事実のみ毎回確認する。時にはチェックリストの通り現地がきちんとチェックできるかを確認することも大事かもしれませんが、毎回それをやっていては結局日本側の業務時間が減らないのでほどほどにしましょう。

また、問題が起こる度にセルフチェックリストのチェック項目を充実させていくようインドスタッフを指導して、自分で解決するマインドが育つようにしましょう。

 

業務の質とスピードが低下してしまった。インド側で間違いが頻発する。

理由1:引継ぎ内容の不備や、インドスタッフの理解不足。

解決策:ここでも上記のセルフチェックリストが役立ちます。日本人だったらこうやってミスを防ぐはずといった思い込みはやめてチェックリストのようにはっきりとした形で共有できるようにしましょう。

また、間違いを指摘して厳しいことを言うばかりだとインドスタッフのモチベーションは下がる一方です。更にFace to Faceではなく、電話でのリモートのコミュニケーションだと尚更です。1か月に最低一度はインドチームとパフォーマンスや改善点について「前向きに」話し合うための電話会議をしてガス抜きをすることをお勧めします!

理由2:業務のスピードが落ちたのは業務の優先順位がお互いにシェアできてないからかも。インドでやるA業務は日本のB業務につながる仕事なのでA業務は特に優先すべきという理解がきちんとシェアできてないということもありました。

解決策:インドチームの業務と日本チームの業務の繋がりとそれぞれの業務の締め切りをしっかりとお互いに認識することが大事です。特に月次の締めの時は、一日の中で細かく業務の締め切り時間を設けることも重要になります。

 

引継ぎのために日本語堪能な通訳を雇ったが引継ぎがスムーズに進まない。

理由:経理財務業務に通じていない単に日本語能力が高いだけの通訳は、日本語を英語に直訳することはできますが、結局業務そのものの理解ができていないと引き継ぎ書が意味不明なものになってしまいます。結局私が通訳に入って応急処置をするはめになりました。トホホ。

 

細かい話をすると他にもいろいろな問題がありましたが、特に大事と思った部分について紹介しました。

 

海外への経理財務業務のアウトソーシングはグローバルなトレンドです。これをどう上手く乗り越えて、空けた時間や浮いたコストをFinancial planning & Analysisのようなより付加価値の高い業務に注ぐことができるかがグローバル企業の課題です!

アウトソーシングプロジェクトの進め方について詳しく知りたい方はこちらお勧めです! 

CFOのためのグローバル経理・財務プロジェクト

CFOのためのグローバル経理・財務プロジェクト

 

 

 

 

 

ビジネスマインド無しに会計やってもつまんないだけ。稼ぐ経理財務になるためのビジネスマインドの育て方!

前回のブログで、今までの帳簿屋としての経理財務部門をビジネス洞察力を持って価値を生み出す”バリュー・インテグレーター”やさらにその上を行く”パフォーマンス・アクセラレーター”に変革していくことが大事という話をしました。

 

financemgrdprs.hatenablog.com

 

ビジネス洞察力やビジネスマインドを育てていく意識改革が第一歩です。今までの経理財務部門のマインドはこんな感じが一般的。

  • 帳簿の正確性が最も大事。1円にもこだわって記帳することが会社が求めていること!
  • 帳簿の正確性にこだわるために時間を使うのは当然。
  • 売上を伸ばすのは営業部の役割なので営業戦略は自分たちには関係ない話。
  • リスク管理の視点ではリスクを徹底的に排除することが大事!

こんな意識を180度変えて儲けマインドを育ててくれるのが、この”ちきりん”さんの本!

 

この本を読めば以下のような意識変化が起こります!

会社は儲けることで我々の給料を支払っている!これ当然のことだけど、経理財務部門は今までこの儲けを出すことに結構無関心でした。

  • 売上を伸ばす、儲けを出すことが経理財務部門も含め企業の最重要課題ということが理解できます。
  • 帳簿の正確性は大事だけど、儲けを出すことに時間を使うことがもっと大事!じゃあ、どうしようか?業務効率化で儲けるための分析等に時間を費やすための時間を捻出。もしくは、帳簿作成業務は極力アウトソーシングしていく。
  • 過去の数字のみ取り扱ってきたが、儲けを出すためには未来の数字を算出して会社に提示しビジネス戦略に役立てることが大事ということが理解できます。
  • 今までのトレンドは、会社に損失が出ないよう徹底的にリスクを排除しようというものでしたが、今現在グローバルのトレンドはリスクを認識した上で必要なリスクは積極的に取っていこうというものです!リスク排除よりも正確なリスク分析が大事。マーケット感覚を持って、世の中の企業の動向を捉えることもとても重要です。

マーケット感覚を身につけることは自分の頭で考えて世の中の先を読むこと!ビジネスマインドの醸成にもって来いです。

 

 

 

 

経理・財務部門のスーパースター!グローバル企業の稼ぐ経理・財務の実態

 

 

 

従来の経理部は帳簿屋(スコアキーパー)であり、いかに正確に帳簿をつけるかが一番の関心ごとであった。既に過去となった取引を数値化することが主な仕事であり、そうするとなかなか未来の利益を出すにはどうしたら良いかといったビジネス洞察力やビジネスマインドが育たない。

 

スコアキーパーとしての経理・財務にとって、帳簿作成の正確さと業務効率化こそが最も重要な役割と考えられてきた。

 

また、ビジネスマインドが醸成されていない経理部門は営業やマーケティング部門からビジネス戦略立案に対してアドバイスを求められることも少なく、コストを生むだけの部門と穿った見方をされることもある。

 

一方で、グローバル企業の経理財務部門を見渡すと業務効率化とビジネス洞察力の両方を兼ね備えた”バリュー・インテグレーター”と呼ばれる先進的な経理財務部門が出現してきた。

 

バリュー・インテグレーターを持つ企業は、売上成長率、利益、ROIC(投資資本利益率)において高い業績を継続的に達成している。

 

さらに、バリュー・インテグレーターの中でもさらに優れた業績をあげているスーパースターも出現してきた。”パフォーマンス・アクセラレーター”と呼ばれる。

 

パフォーマンス・アクセラレーターは以下の点で高い価値を創造し企業の業績に直接貢献している。

・収益性/経済情勢分析

・販売価格の決定・価格戦略

・需要計画、予測

・製品/ビジネスの開発

・合併買収(M&A)の分析

 

パフォーマンス・アクセラレーターの実態とその高みに行くための具体的ステップを知りたい方ははこちら。経理財務部門の目指すべき方向性が分かります!

 

CFOのためのグローバル経理・財務プロジェクト

CFOのためのグローバル経理・財務プロジェクト

 

 

 

 

ノーベル経済賞受賞学者の視点で考える英語脳の作り方!誰でも英語脳は作れます。

 

 

 

まず英語脳とはなんぞや?から。

 

英語脳とは、日本語を介することなく英語のしゃべり、読み書きをすることです。

 

日本の英語教育においては日本語訳を必ず行うため、英語のコミュニケーションを行うにあたってはスピード面で圧倒的に不利です。

 

まず、仕事でアメリカ人や他のNativeスピーカーとコミュニケーションを取るうえで随時日本語を介していては全く通用しません。

 

では、日本語脳を使わずに英語のコミュニケーションを取る訓練はどうしたらいいのか?

 

 

急に日本語を全く排除せよというというのも難しいのでまずは英語の文章を上から意味を理解していく訓練をしましょう。

 

この頭から英文を理解することが英語脳の基礎となりますので超重要です。私もアメリカの大学留学前にこのトレーニングで徹底的に鍛えて基礎を作りました。

 

例)I  played tennis with my friends.

日本語訳: 私は友達と一緒にテニスをしました。

 

頭から理解する方法: I / played / tennis / with my firiends./ 私は/プレイした/テニスを/友達と一緒に。

 

次に、

 

この頭から訳す方法にある程度慣れてきたらなるべく日本語で訳すことなく頭から英語の意味を理解していきましょう。

 

英字新聞のJapan timesや優しい英語の読み物で練習することをお勧めします。ここでは”英語を日本語を介さずに頭から理解する”ということに慣れるのが目的ですので知らない英単語が出てきても無視して読み進めて全体を理解することを目指しましょう!

 

最後に、英語脳について行動経済学の視点から理解してみたいと思います。

 

行動経済学の権威、ダニエル・カーマンは、私たちの「思考(判断や意思決定)方法」には「2つのシステム」があることを示しています。

 

一つが「速い(ファスト)な思考」、もう一つが「遅い(スロー)思考」。
前者を「システム1」、後者を「システム2」と呼びます。

 

2✖2の答えは?と聞かれると瞬間的に皆さん答えを出せますね。

 

これがシステム1。

 

自動的に高速で働き、努力はまったく不要、または必要であってもわずか。また、自分のほうからコントロールしている感覚は一切ありません。

 

 

 

 

一方、15✖18の答えは?と聞かれるとほとんどの方は少し時間が必要ですね。

 

これがシステム2。

 

複雑な計算など頭を使わなければできない困難な知的活動にしかるべき注意を割り当てる状態。つまり、あれこれと熟考が必要な状態です。

 

もう一つ身近な例ですと、自転車の練習始めたばかりの子供は乗るためにハンドルの使い方、ペダルの漕ぎ方、ブレーキの使い方、色々考えながらやっています。

 

これは、システム2。

 

一方、乗れるようになるといちいちこんなこと気にせずに自動的に判断して乗りこなしますね。これがシステム1です。

 

さて、英語学習に当てはめて考えると、日本語を介して英語を理解しようとする状態はシステム2です。

 

頭から理解しようとする方法もまだ、システム2です。

 

これに慣れて意識して考えることをせずに自動的に英語を理解できるようになる状態がシステム1。

 

つまりこれが英語脳です!

 

誰しも脳のメカニズムとしてこのシステム1を持っています。

 

グローバル人材にとっては必須のスキルですので英語のシステム1化を目指しましょう!

 

行動経済学のシステム1、システム2についてもっと知りたい方はこちらお勧めです。

 

ファスト&スロー (上)

ファスト&スロー (上)

 

 

 

 

頭の中に財務3表のつながりをイメージできれば、瞬時にお金の流れとビジネスへのインパクトが分かるようになる!

そろばんをやっている人は頭の中にそろばんがあってそれを弾くことで計算を瞬時に行うことができると言います。これと同様、経理、財務部員は頭の中にBS(貸借対照表)、PL(損益計算書)、CS(キャッシュフロー計算書)を訓練してイメージし、つながりを理解することでこんなことができるようになります。

  • ビジネスのあらゆる取引に対して、瞬時にBS、PL、CSへのインパクトを判断して、経営者にその場で会社へのファイナンシャルインパクトをアドバイスできる。経営判断にはスピードが最重要!
  • M&Aデューデリジェンスにおいて色んな前提条件が変化する中で会社へのファイナンシャルインパクトを瞬時に理解することができる。M&Aデューデリジェンスもスピードが大切!
  • 簿記がわからない経営者や営業部員と会計の話をする上でもビジュアルで伝えることができるためコミュニケーションが簡単になる。

 

また、会計や財務を専門としない人たちにとってのメリットはこちら。

  • 簿記を勉強してなくても決算書を読んで経営状況を理解することができる。
  • 会計の専門家と会計の本質的な話を臆することなくできるようになる。

お勧めの書籍はこちら。

超図解「財務3表のつながり」で見えてくる会計の勘所

超図解「財務3表のつながり」で見えてくる会計の勘所

 

 

 

 

ムーミン谷近くで見つけた蕎麦屋の看板力が凄い!

GW初日に家族でドライブがてら埼玉にあるムーミン谷(あけぼの子どもの森公園)に遊びに行きました。

ちょうどお昼だったのでムーミン谷に行く手前で食事場所を探していたのですが中々ピント来るところが無い。せっかくここまで来たのだからと欲張って決めかねていたのですがふと見つけた蕎麦屋の看板に一目惚れしてこのお蕎麦屋さんに決めました。

お店:さんぽ径(さんぽみち)

https://retty.me/area/PRE11/ARE48/SUB48603/100000827415/photos/

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食べても無いのに看板を見ただけでここは美味しいはず!と思ってしまう。なんと凄い看板力!お蕎麦もこしがありほんとに美味しくて、小料理もセンスが光ってました。”蕎麦の実とろろ”おすすめです!蕎麦の実の香ばしさが絶品。

さて、この看板がなぜこんなにも客を惹きつけるのか?を考えてみましたが、次のポイントをマーケティング行動経済学の視点でターゲットの顧客層とその趣向をきっちり押さえているからだと思います。

ムーミン谷の顧客層は、20~40代。古い蕎麦屋のイメージはこの世代には響かない!

直前に得た情報が無意識に行動を促進させる。ムーミン谷を目指している家族の期待している世界観とマッチング!

改めて、マーケティングの大切さと凄さを感じた一例でした。

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おすすめの行動経済学の本はこちらです。さっと読めて興味深い!人の心で動く経済の話し。 

 

 

 

会計の凄技!P&Lの歪みを消す技術

会計テクニックを使って企業のP&L(損益計算書)の歪みを無くす一例をご紹介します。

今回のテーマは、ヘッジ会計です!!

皆さん、デリバティブ金融派生商品)って言葉ご存知でしょうか?デリバティブにはいろんな種類があります。為替予約、商品先物取引オプション取引等。これら全て、企業の現物商品やサービスの買値、売値が商品相場や為替相場に応じて変動するのをヘッジする(変動リスクを抑える)目的で生まれた金融商品です。逆に言うと、デリバティブを使ったヘッジをしなければ企業の利益は商品や為替相場の変動に応じて上がったり下がったりして安定しません。故に、デリバティブを使った相場変動のリスクコントロールは一般的に行われています。

ところが!!

デリバティブは、常に時価評価する必要がありその評価差損益はP&Lに吐き出します。しかし、現物商売から出るP&Lは売上げた時に確定するため、デリバティブの評価差損益が基本的には前倒しで出てしまう問題があります。これがP&LのNoiseとなり、取引金額が多大であったり、相場の急騰、急落によっては、このNoiseが故に損益が赤字になってしまうこともあります。

このNoiseを無くすために、これら現物商売とデリバティブからのそれぞれのP&Lを同タイミングで計上する手法がヘッジ会計です。

企業のP&Lはボーナス原資でもあります。従業員のボーナス金額がこれらNoiseに左右されないためにも、ヘッジ会計は非常に有効な手段となります。

ちなみに、ヘッジ会計を適用するには以下のどちらの要件も満たす必要があります。

1.ヘッジ取引時において、ヘッジ取引が企業のリスク管理方針に従ったものであること。

2.ヘッジ手段の効果が定期的に確認されていること。

 

デリバティブの仕組みを簡単に理解したい方にはこちらがお薦め↓

 

世界一やさしい金融工学の本です

世界一やさしい金融工学の本です

 

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