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10年後には会計の仕事も自動化されて無くなります。鬱々しててもしょうがない!仕事もライフも思いっきり楽しんで新しい価値を創造しよう!

嫌なことばかりじゃない。税務調査を上手く使って経理財務のスーパースターに進化する方法!

 

 

 

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大会社であれば3~4年周期でやってくる国税局の税務調査。

毎回数週間程度。場合によっては数カ月に及ぶことがあります。

経営者はどんな指摘をされるかひやひやもの。目をつけられたビジネスに関しては担当の営業部員も引っ張り出されてヒヤリングが行われます。

でも、なんていっても経理財務部門が中心で対応します。

追徴が発生すると会社のP&Lに響きます。正直会社法の法定監査よりも何倍も気を使います。

ですので経理財務部員にとって税務調査対応は一番ブルーな仕事といっても過言ではありません。

スタッフレベルは対応せず、マネージャークラスが対応する。そんな会社も多いのではないでしょうか。

ですが、見方を少し変えると税務調査は経理財務のスーパースター、パフォーマンス・アクセラレーターに進化するための訓練に持って来い!ということで、税務調査をポジティブに捉えた方が良い3つの理由をお話しします。

1. 損失を最小限にすることで会社の損益(P&L)に貢献できる

経理財務部門は従来帳簿屋としての側面が強くP&Lへの貢献という意識が希薄になりがちです。税務調査では追徴を出さないよう調査官とやり取りをします。

結果会社への損失を最小限にすることで直接的にP&Lに貢献することができます。

これは会社の中でも経理財務部にしかできません。

2. 利害が絡む本気の駆け引きでプロとしての自信を高める

月次、決算作業、そのための資料作り、内向きな仕事が多く、営業部のように社外の利害関係が絡む相手とのやり取りはまずありません。

そうすると、緊張感を持って働く営業部と温度差を感じてついつい経理財務部員は控えめな存在になりがちです。

経理財務のスーパースター、パフォーマンス・アクセラレーターに進化するためには仕事の自信、緊張感においても高いレベルが必要です。

で、この訓練に持って来いなのが税務調査対応。利害が絡むため税務調査官と本気のやり取りをします。これは経理財務部の緊張感と自信を底上げするのに持って来いです!

3. 経理財務のプロとして社内の信頼を高める

たびたび営業部もヒヤリングに引っ張り出されます。税務調査官の着目ポイントを予め捉えて担当営業に伝えることはとても重要です。うっかり、不必要なことを伝えたり疑義が生まれるような発言をしたり、営業部には何を言って良いか悪いかはわからないもの。これを正しく伝えて上手く営業を導く。利害に敏感な営業部にとってはこの税務のプロとしての対応にきっと信頼感は高まるはず!社内での信頼を勝ち取るのにもってこいの機会です。

ということで、ブルーな税務調査もこれら3つのチャンスを意識して対応することで経理財務部を進化させるのにとても有効な機会となります!

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国税OBによる税務調査と実務対応―法人税・国際課税・相続税・贈与税

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