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インターナルコントロール(内部統制)は自分自身をコントロールすること!儲ける経理が注意すべきポイント2つ

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インターナルコントロール(内部統制)という言葉は今や珍しく無く、会社によっては定期的に社内トレーニングを行っているところもあると思います。私の在籍する会社も新人向け、そして定期的に内部統制トレーニングを行っています。

近年の内部統制の導入によって色んなチェック項目の増加や人の権限の見直しが起こり、仕事が以前と比べスムーズに行かなくなり、時間やコストが異常にかかるようになったという声をよく聞きます。

そこでグローバルにどういったことが起こっているかというと、”効率的”な視点を取り戻し、リスクを全て排除するような統制活動を行うのではなくリスク評価をきちんと行った上で正しくリスクを認識し、効率の面からも想定内のある程度のリスクはとっていこうという考え方です。

法を破るコンプライアンス違反はリスク評価の問題ではなく即刻対応措置を取る必用があります。

それから、統制環境を充実させることが内部統制を効率的に機能させるために何より必要でしょう。

統制環境とは、「法律を守ろう」「不正経理は絶対にしない」など、内部統制の目的を達成しようとする会社全体の雰囲気や社風のことをさします。

一方、統制活動とは業務を様々な人で分担するなど、不正やその他のリスクを排除する仕組みのことです。

でも、所詮人間が作る統制活動なんて会社のトップ自身が邪な考えを持っていればもろいものです。TOSHIBAが良い例ですね。人の心の中に内部統制、自分自身をコントロールする軸が無ければ機能しません。

従って、内部統制を効率的かつ有効的に機能させるには統制環境が最も大事でしょう。

内部統制トレーニングで統制環境を守ることは当然のことであり、そんなのみんなわかってると客観的には思うと思います。リアルなビジネスの現場ではこの軸をしっかりと持っていないと心揺れることは多々あります。

P&Lをもっと出したい!Budgetを達成したい!でも一方で法に触れる可能性のあるグレイな取引に出くわすこともあります。

営業は儲けを出すことでついつい頭がいっぱいになりグレイな取引をそのままにしてしまいがち。

儲けを出すことに特化した先進的な経理財務部門(パフォーマンス・アクセラレータ)もこの罠にはまりがちです。

こんな場面で、経理財務部門がインターナルコントロールに照らしてやるべき2つのこと。

まずは一歩下がって取引の問題点と最悪のケースを正確に把握する。どの部分がグレイなのかをしっかり把握すること!

そして、グレイな取引を白にもっていく努力をする!法務部も含め専門の管理部門を巻き込んでグレイを白にするための知恵を出す!

グレイな取引からは取りあえず撤退する!という考え方もあるでしょうが、グレイを白にすることをまずは考えぬくことが大事でしょう。それでも白にできなければ撤退しましょう。もし白にできれば儲けをしっかり出すことができます!

ということで、儲ける経理財務がインターナルコントロールにおいて気を付けるべき、そして活躍できるポイントを紹介しました。

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