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外資系ファイナンスマネージャーの憂鬱(-д-)

10年後には今ある経理財務の仕事は自動化されて無くなります。憂鬱でも前を向いて進んでいかなければならない!生き残りをかけ、稼ぐ経理財務になるために実践していること、ファイナンストピックを中心に書き綴ります。

BIZREACH

会計の凄技!P&Lの歪みを消す技術

経理財務部門こそ付加価値を創造しよう!

会計テクニックを使って企業のP&L(損益計算書)の歪みを無くす一例をご紹介します。

今回のテーマは、ヘッジ会計です!!

皆さん、デリバティブ金融派生商品)って言葉ご存知でしょうか?デリバティブにはいろんな種類があります。為替予約、商品先物取引オプション取引等。これら全て、企業の現物商品やサービスの買値、売値が商品相場や為替相場に応じて変動するのをヘッジする(変動リスクを抑える)目的で生まれた金融商品です。逆に言うと、デリバティブを使ったヘッジをしなければ企業の利益は商品や為替相場の変動に応じて上がったり下がったりして安定しません。故に、デリバティブを使った相場変動のリスクコントロールは一般的に行われています。

ところが!!

デリバティブは、常に時価評価する必要がありその評価差損益はP&Lに吐き出します。しかし、現物商売から出るP&Lは売上げた時に確定するため、デリバティブの評価差損益が基本的には前倒しで出てしまう問題があります。これがP&LのNoiseとなり、取引金額が多大であったり、相場の急騰、急落によっては、このNoiseが故に損益が赤字になってしまうこともあります。

このNoiseを無くすために、これら現物商売とデリバティブからのそれぞれのP&Lを同タイミングで計上する手法がヘッジ会計です。

企業のP&Lはボーナス原資でもあります。従業員のボーナス金額がこれらNoiseに左右されないためにも、ヘッジ会計は非常に有効な手段となります。

ちなみに、ヘッジ会計を適用するには以下のどちらの要件も満たす必要があります。

1.ヘッジ取引時において、ヘッジ取引が企業のリスク管理方針に従ったものであること。

2.ヘッジ手段の効果が定期的に確認されていること。

 

デリバティブの仕組みを簡単に理解したい方にはこちらがお薦め↓

 

世界一やさしい金融工学の本です

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